コンサート & 講座情報

東北学院大学文学部総合人文学科公開講座「キリスト教と芸術」

2023年度東北学院大学文学部総合人文学科公開講座「キリスト教と芸術」
キリスト教における芸術は個人を賛美するものではなく、神の栄光を表すことを目的としています。本講演会では美術分野より「マリア崇敬 ―ロレートの「聖なる家」と「受胎告知」図像を中心に-」として、マリア崇敬の巡礼地の一つであるイタリアのロレートの「聖なる家」の図像を中心に考察します。音楽分野からは「バッハのオルガン観 -ミュールハウゼンオルガン改修計画書をめぐって-」としてプロテスタント最大の作曲家J.S.バッハが教会に設置されるオルガンにどのようなコンセプトを求めたのか、その理想を1708年の改修計画書を中心に探ります。

日時:2023年7月15日(土) 14:00~16:00(受付開始:13:30)
会場:東北学院大学土樋キャンパス ホーイ記念館ホール

入場無料 (7/7までに事前申し込みが必要です)

第一講:「マリア崇敬―ロレートの「聖なる家」と「受胎告知」図像を中心に―」渡邊 有美(総合人文学科講師)キリスト教美術に欠かすことのできない聖母マリアのイメージ。プロテスタント教会ではほぼ「ご降誕」図像を除いて見ることのないマリア図像ですが、カトリック教会においては「聖母子」像を中心に至る所に溢れています。マリア崇敬はいかに生まれ広がったのでしょうか。これを、マリア崇敬の巡礼地の一つであるイタリアのロレートの「聖なる家」を中心に考察します。

第二講:「バッハのオルガン観 ―ミュールハウゼンオルガン改修計画書をめぐって―」 椎名 雄一郎(本学総合人文学科教授)J.S.バッハ(1685-1750)はオルガニスト、そして新設・改修されたオルガン検査の専門家としても高い評価を得ていました。バッハの青年時代、彼がどのような書物と出会い、またどのような楽器から影響を受けてオルガンに関する知識を得ていったのか、ミュールハウゼンでバッハ自身が記したオルガン改修計画書を基に考察します。

お申し込み

2023年度東北学院大学総合人文学科公開講座お申込(2023年7月15日開催) (google.com)

 

 

 

7月8日東北学院大学オルガンリサイタル

東北学院大学宗教音楽研究所主催
椎名雄一郎 オルガンリサイタル

日時:2023年7月 8日(土) 16:00~17:00(受付開始:15:30)
会場:東北学院大学五橋キャンパス 押川記念館ホール

J.S.バッハ オルガン曲 ト長調 BWV572
J.S.バッハ〈バビロンの流れのほとりに〉BWV653
J.S.バッハ 幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
R.シューマン 《ペダル・ピアノのための練習曲集》作品56より第4番 変イ長調
C.フランク コラール第3番 イ短調
J.ブラームス 〈身を飾れ、おお愛する魂よ〉
J.S.バッハ(H.メッセレル編曲)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 より〈第5曲 シャコンヌ〉

入場無料